寸法・裏地を変える

きものを洗い張りして、寸法・裏地を変えて仕立て直しませんか?

せっかくきものをいただいたのに寸法が合わない、お母様の振袖をお嬢様に着せたいけれど裄が短い、などお困りではありませんか?
胴裏の黄変やしみがひどい場合は、胴裏を新しくすることで、きものが綺麗に生まれ変わります。
また、合わせて八掛を変えることで、全体のイメージがかなり変わりますよ。

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寸法・裏地を変える流れ

  1. 生地の確認
  2. きものの寸法を変えるには、一度解いて反物の状態に戻し、洗い張りをして、再度仕立て直す必要があります。洗い張りに耐えられる生地かどうか、生地の幅・丈がどのくらいか、色落ちや金加工落ちはしそうか、裏地はどんな状態か、しみは有るか、など、生地の状態を確認します。 また、お客様の身長から身丈と裄をだいたい予想し、お客様の寸法になるかおおまかに積もります。
  3. お客様の寸法を測る
  4. お客様がご自分の寸法をご存知の場合はその寸法をお聞きし、ご自分の寸法が分からない場合は、お客様の寸法を測ります。
  5. お客様の寸法通りになるか伝える
  6. 寸法を変えるきものの幅や丈とお客様の寸法を照らし合わせ、理想の寸法になるかどうか、もしならない場合、どの部分がどの程度異なるかをお客様に説明します。また、色落ちや金加工落ちしそうか、色ヤケしているかなど、洗い張りをして仕立て直す際に気になるところがあれば説明します。
  7. 紋を入れるか決める
  8. きものの種類、お客様の着る目的にあわせて、紋を入れるかを決めます。 紋を入れる場合は、紋の名前を聞きます。 (紋の名前が分からない場合は、後からお電話などでご連絡いただいても構いません。)
  9. お見積もりを伝える
  10. だいたいの費用をお伝えします。
  11. きものを洗い張りする
  12. きものを解いて端縫いをして、洗い張りをします。
    洗い張りについての詳細はこちら
  13. 紋を入れる(紋付の場合のみ)
  14. 洗い張りをした生地に紋を入れます。
    紋入れについての詳細はこちら
  15. 仕立てる
  16. お客様の寸法に仕立てます。
    仕立てについての詳細はこちら
  17. 納品
  18. 仕立て上がったら、お客様に連絡し、納品します。

利用事例

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お母様がお祖母様に作っていただいた振袖を、お嬢様用の寸法に仕立て直されました。
背格好は同じでも、最近の成人女性は手が長いので、お母様の寸法のままだと裄が短い場合が多いのです。

胴裏の黄変がひどかったため、胴裏を新しくし、伊達衿も新しく付けられました。
だるまやでは、仕立てる際に伊達衿も縫いつけます。その方が着やすく、着崩れしにくいためです。

成人式を迎えるお子様を持つお母様の時代の振袖は素晴らしいものが多いです。
また、最近はお母様と同じ振袖を着ることに喜びを感じるお嬢様が増えてきているようです。

洗い張りからお仕立てにかかる期間・料金

期間:3ヶ月程度
料金(感謝祭期間中)
 ・小紋:20,000円
 ・無地・紬:23,000円
 ・附下・訪問着:25,000円
 ・特選・手間物:27,000円
 ・振袖:40,000円

特選とは、本場大島、本結城、本黄八などです。
手間物とは、撥水加工済みの反物や色のにじみそうな反物です。

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